美と技を愛でるレトロ建築

綿業会館 外交舞台となった「重要文化財」

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美と技を愛でるレトロ建築

綿業会館 外交舞台となった「重要文化財」

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綿業会館(めんぎょうかいかん)は、大阪・船場の三休橋筋沿いに建つ昭和初期の代表的な歴史的建築物で、重要文化財にも指定されている。設計は様式建築で知られる渡辺節、図面責任者は後に名建築家となる村野藤吾が担当した。

外観はルネサンス調のクラシカルで端正なスタイル。パラッツォ風の重厚さを持ちながら、過度な装飾は抑えられている。内装は部屋ごとに異なる西洋スタイルを採用している。1932年には国際連盟のリットン調査団(代表団長:リットン卿)が来館。さらにヘレン・ケラー、ルーズベルト大統領夫人、吉田茂ら著名人も利用したという。

綿業会館は、1930年代の大大阪時代を象徴する建築で、寄付により建てられた社交クラブの会館でありながら、国際舞台を担った外交施設でもある。経験知に基づいて設計された内外装や設備は、当時の最先端であり、現代でもその美とともに建築史的な価値が高く評価されている。ぜひ機会があれば、その細部の芸術性と歴史を体感してみてほしい。

原則毎月1回、事前予約制で2部制の有料見学会が実施されている。詳しくは公式ホームページにて確認できる。(かの)

日本綿業倶楽部
住所:大阪市中央区備後町2丁目5番8号
アクセス:大阪メトロ御堂筋線「本町」駅 1番または3番出口 徒歩5分
https://mengyo-club.jp/

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