桜ノ宮は、古くから桜の名所として知られ、特にこの地域は、浪花百景の「さくらの宮景」にも描かれている歴史ある花見スポット。明治18年(1885)には、淀川大洪水によって東岸の桜が大きな影響を受けたものの、現在の造幣局や公園がある西岸の桜は残り、人気のスポットとなった。
現在でもその趣が残り、公園内の遊歩道には、ソメイヨシノやヤエザクラ、サトザクラなど、約4,800本の桜が咲き誇る。例年3月下旬~4月中旬の見頃には、昼夜問わず花見客が訪れ、桜まつりの期間中には特に多くの人でにぎわう。
夏には、天神祭奉納花火の会場の一部に。1000年以上続く祭のフィナーレとして行われ、かがり火と約3000発の花火とともにこの地域を彩る。秋には木々が赤や黄に染まるなど、1年を通して季節の変化を感じられる。
園内では、ウォーキングやサイクリングをする人、ベンチに腰掛け談笑する人、レジャーシートを広げランチする親子など、さまざまな人が静かに心地よい時間を共有している。各々の楽しみ方を見つけて豊かな時間を満喫してほしい。※これは2024年12月時点の情報です。(R.N)
- 住所:大阪市都島区中野町1 ほか
- アクセス:JR環状線「桜ノ宮」駅から徒歩約4分
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