田蓑神社 徳川家康ゆかり、未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産100選「田蓑神社」

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田蓑神社 徳川家康ゆかり、未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産100選「田蓑神社」

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田蓑神社は、平安時代の869年に創建され、およそ1200年近い歴史を持つ由緒ある神社である。この神社には、約400年前に徳川家康と深い交流を持った佃漁民の記念碑が建立されている。

この記念碑は、江戸幕府開府以前から徳川家康を支え、江戸(現在の東京)へ移り住んだ佃村(現在の大阪市西淀川区佃)の漁民たちが、その故郷を偲び、家康との絆を後世に伝えるために建てられたものである。彼らは江戸においても漁業を営み、その技術と精神は江戸の発展に大きく貢献した。

さらに、田蓑神社は水産庁が指定する「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産100選」に、大阪府内で唯一選定されている。これは、この地域が日本の漁業・漁村の歴史において極めて重要な役割を果たしてきたこと、そしてその文化が現代においても保存・継承されるべき価値を持つことが高く評価された証である。

また、読売テレビの夕方のニュース番組「ten.」では、視聴者から「田蓑神社の狛犬の足を触って参拝したところ、宝くじの高額当選が2度あった」というFAXが番組に寄せられたという。それ以来、金運のパワースポットとしても取り上げられている。

田蓑神社は、その長い歴史の中で、地域の信仰の中心であり続けてきた。そして、徳川家康と佃漁民との交流という歴史的な出来事を今に伝える場所として、また、水産文化の貴重な遺産として、その存在感を放ち続けている。(かの)

田蓑神社
住所:大阪府大阪市西淀川区佃1-18-14
アクセス:阪神本線「千船」駅 徒歩約15分
https://www.tamino-jinja.com/

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