昭和レトロな喫茶マリーは、環状線の弁天町駅から弁天埠頭に向かう静かな通りの一角にあった。扉を開くと、奥の方の席でママさんと常連の近所のおばあちゃんが何やら話している。「入っていいですか?」「どうぞどうぞ、何にします?」「良かった。それじゃコーヒーとサンドウィッチで」しばらくするとハンドドリップで淹れた香りのよいコーヒーと卵焼き・レタス・チーズ・キュウリが詰まったサンドウィッチが懐かしい昭和チックな器で出てきた。テーブルや椅子、店内の作りが昔の純喫茶を思わせ、なぜか落ち着く。ママさんによるとマリーの創業は昭和47年で、当時は弁天埠頭のフェリーの乗降客が多く喫茶店も沢山あったそう。そのフェリーターミナルが閉鎖になってからは、ほとんどが店を閉めてしまったらしい。マリーのお客さんは近所の常連さんが大半で、閉店時間の後も気の向いた時にやってきてママさんがいればコーヒーを飲んでのんびりしていく。時間がゆっくりと流れ、昭和にタイムスリップしたよう。 ※これは2025年1月現在の情報です。(G.I)

住所:大阪市港区弁天4-8-17
アクセス:JR弁天町駅から徒歩約8分

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