昭和20年の11月10日にお初天神の中で始まった老舗のおでん屋さん。この「かんさいだき」という呼び方は、常夜燈ならでは。もともと、関西圏でのおでんを「関東煮(かんとうだき)」と呼ぶことがあり、俳優の森繁久彌氏がこちらのおでんを食べて「こんなに上品なかんとうだきは食べたことが無い。これは『かんさいだき』だ」と呼び、お店の冠になったんやって。白みそを使った上品な薄味おでんのおいしい秘訣は「すべて店内で仕込むおでん種」にある。夜だけの営業やけど、昼過ぎに店の前を通ってもお出汁の良い香りが漂ってくる。3代目の店主は「ずーっと中で仕込みしてるねん」と笑う。がんもどきやシュウマイなどすべて手作り。すり身をあてて、具をいれて、おでんとして炊くまで、気が遠くなるような手間暇をかけている。特におすすめはエビをたっぷり使ったえび天。ぷりぷりのえびの身の食感を少し残した歯ごたえも楽しい。そして忘れてならないのが、初代女将がおでん種として初めて鍋に入れたというロールキャベツ。シャキシャキとした食感とキャベツの甘味がたまらない。寒くなったら大阪駅で必ず思い出す、味わい深いおでんの名店やで~。。※これは2024年11月現在の情報です。(M.I)

住所:大阪市北区豊崎2-8-14
アクセス:JR大阪駅から徒歩約20分/Osaka Metro御堂筋線 中津駅から徒歩約5分
https://jyo-yato.jimdofree.com/

MAPを見る

投稿されたコメント
投稿フォーム

CAPTCHA


ノスタルジック探訪を見る