昭和の街を歩く。昔の趣きが息づく街 中崎町界隈

麗しのレトロ喫茶

喫茶 レインボー 中崎町に息づく昭和の情景

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昭和の街を歩く。昔の趣きが息づく街 中崎町界隈

麗しのレトロ喫茶

喫茶 レインボー 中崎町に息づく昭和の情景

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喫茶レインボーは、地下鉄谷町線・中崎町駅すぐ、天五中崎通り商店街のそばで、長年にわたり看板を守り続けてきた。再開発が進む都心にありながら、古き良き長屋や路地が残り、めまぐるしく変化する大阪のなかで、時計の針を止めたかのような穏やかな時間が流れる、昭和レトロの聖地である。

外観に掲げられた、どこか懐かしいフォントの看板をくぐれば、そこにはスポーツ新聞を広げる常連客や、一杯のコーヒーで息を抜く近隣住民の姿がある。店内の使い込まれた調度品とともに、この場所の歴史を形作っている。飾らない「日常の風景」がここには今も息づいているのだ。

人気は朝8時から提供されるモーニングサービス。厚切りにスライスされ、絶妙な焼き加減で供されるバタートースト、固ゆでの卵、そしてミニサラダ。奇をてらわない構成ながら、店主の「ごめんね、お待たせ」という言葉とともに運ばれてくる一皿は、格別の安心感を与える。

2025年現在も、コーヒー一杯の値段(税込み450円)でこのモーニングサービスを楽しめるという驚異的なコストパフォーマンスを維持している。コーヒーは、適度な苦味とコクが調和した、昔ながらのサイフォンやドリップで淹れられるスタイル。朝の光が差し込む店内で、芳醇な香りに包まれながら過ごす時間は、まさに「虹(レインボー)」のように、日常に彩りを与えてくれる。

SNSや観光ガイドを通じてレトロ喫茶ファンが訪れるようになっても、店主の気取らないスタイルは変わらない。新旧の客が自然に混じり合い、たばこの煙(全席喫煙可)とともに会話が消えていく空間は、効率化が優先される現代において、非常に希少な文化的価値を持っているのである。※2026年1月時点の情報です。(かの)

住所:大阪市北区中崎1-5-24
アクセス:OsakaMetro中崎町駅から徒歩約1分

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