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文芸の小阪、人情の布施 レトロがいっぱい東大阪

大阪樟蔭女子大学 田辺聖子文学館 大阪の女流作家・田辺聖子の生き方を母校で学ぶ

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大阪樟蔭女子大学 田辺聖子文学館 大阪の女流作家・田辺聖子の生き方を母校で学ぶ

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近鉄奈良線「河内小阪駅」のそばにある大阪樟蔭女子大学は、100年余りの歴史を持つ私立大学。前身である樟蔭女子専門学校に、昭和19(1944)年に入学したんが、大阪出身で日本を代表する女流作家・田辺聖子さんなんや。国文科を専攻し、ここで学んだ古典や現代文学などが後の作家活動の大きな糧になったということから、大学が創立90周年を迎える平成19(2007)年に、「田辺聖子文学館」をつくったんやて。さっそく見てみよか~。

エントランスでは、樟蔭女子専門学校時代の田辺聖子さんがお出迎え。

エントランスにあるのは、樟蔭女子専門学校時代の田辺さんについての展示ブース。在学時に書いた作文や表紙のイラストも田辺さんが描いたという詩集などの資料がある。3年間の在学期間のうち、前後1年半は戦時下にありほとんど授業が受けられなかった彼女やけど、在学当時から小説を書いていたというから、夢への情熱は立派なもんや。それ以外にも、投稿した短文が載った雑誌や、友人と発行した回覧雑誌の資料などもあり、田辺さんがいかに生粋の作家であるかが、よぉわかるで。

館内で最も目をひくんは、何と言っても壁一面に並んだ書籍の棚!これは「文学ウォール」と呼ばれ、刊行順に田辺さんの作品が展示されているんや。こうやって改めて見てみると、純文学から大衆小説まで作品の幅が広く、既成概念にとらわれない田辺さんの生き方を感じられるなぁ。さらに進むと、書斎や自宅地下にあったバーカウンターが再現されたコーナーや愛藏品コレクションなどもあり、田辺さんのチャーミングな人柄が垣間見えるで。帰る頃にはきっと田辺さんファンになってしもてるわ。
※これは2023年7月現在の情報です。

住所:東大阪市菱屋西4丁目2番26号 大阪樟蔭女子大学 図書館内
アクセス:近鉄奈良線河内小阪駅から徒歩約5分
https://bungakukan.osaka-shoin.ac.jp/index.php

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