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文芸の小阪、人情の布施
レトロがいっぱい東大阪
HIGASHI OSAKA

東大阪市と言えば「モノづくりのまち」として有名ですが、実はエリアによって色が大きく変わるのが特徴。特に、小阪エリアには大学が多く、有名な文豪のゆかりの地でもあります。一方、布施エリアは昔から商業の町として親しまれてきました。今回はそんな2つのエリアから東大阪市のレトロな一面を紹介します。
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スポット 6件
司馬遼太郎記念館は、作家・司馬遼太郎の創作の原点に触れられる貴重な文学空間である。記念館の大きな見どころのひとつが、生前そのままに保存された司馬の書斎である。書斎を含め自宅がそのまま残されており、西の端にある書斎だけは外から覗けるようになっている。机の上には筆記具や資料が残され、窓際の明かりの入り方まで当時のままである。
住所:大阪府東大阪市下小阪3丁目11番18号
アクセス:近鉄奈良線「八戸ノ里駅」下車 徒歩約8分
https://www.shibazaidan.or.jp/
近鉄奈良線「河内小阪駅」のそばにある大阪樟蔭女子大学は、100年余りの歴史を持つ私立大学。大学が創立90周年を迎える平成19(2007)年に、「田辺聖子文学館」をつくった。
住所:東大阪市菱屋西4丁目2番26号 大阪樟蔭女子大学 図書館内
アクセス:近鉄奈良線河内小阪駅から徒歩約5分
https://bungakukan.osaka-shoin.ac.jp/index.php
府道24号東大阪線を少し曲がった路地裏に、ひっそりとたたずむ建物がある。それが「喫茶美術館」や。名前のとおり、ここはカフェであり、美術館でもある。「いつか民藝品を展示する場所をつくりたい」という先代の夢と、ご近所だった作家・司馬遼太郎との縁から、画家・須田剋太と民藝陶芸家・島岡達三の常設展を兼ねてカフェをオープン。多数の美術作品に囲まれた店内には、全国でも有数の家具の生産地、長野県松本市に店を構える「松本民芸家具」のテーブルと椅子がしつらえられ、一歩踏み入れればゆったりとした空気感を肌で感じることができるで。訪れる人々は美術作品を眺めたり、読書を楽しんだりする人が多い。だからこそ、BGMにもこだわりがあるというんや。楽曲は、1980年代にニューエイジ・ミュージックの代表格になったウィンダム・ヒル・レコードのシリーズを選定。クラシックのような盛り上がりがなく、終始ゆったりとしているのが特徴や。その楽曲をより上質に届けるために、音楽好きがあこがれるイギリスの老舗メーカー「タンノイ」のスピーカーから流しているというのも、空間を大切にしたお店の粋な計らいやね。喫茶美術館では、長居しても味わいを損ないにくいように、多めのコーヒー豆を深く焙煎し、酸味よりも苦み・渋みを立たせた濃いコーヒーを提供してくれる。「苦く、渋く」は店内に展示されている須田剋太の書「苦渋」にもなぞらえられているんやとか。そんなコーヒーと一緒に食べてほしいんが、自家製のラム酒のケーキ。たっぷりのラム酒を使用したしっとり系の生地は、なめらかな口当たりでコーヒーとの相性が抜群。大人のためのカフェタイム、ここにありやで。 ※これは2023年7月現在の情報です。
住所:東大阪市宝持1-2-18
アクセス:近鉄奈良線河内小阪駅から徒歩約13分
http://www.waneibunkasha.com/
八戸ノ里駅前に年季の入ったお店が1軒。緑の看板が目印の「珈琲工房」は、約50年の歴史を持つ喫茶店や。かつて近所に住んでいた司馬遼太郎氏が店名を付けたんやそう。店内に入ると、まず目に飛び込むのはカウンターの奥にある棚。美しい食器類とコーヒー豆の缶が所狭しと並んでいるで。客席に目をやると大きな柱があるんやけど、たばこのヤニで黄ばんでしまっている。これこそ、昔は喫煙OKやった歴史を物語る遺産といえるなぁ。現在の店主は2代目。先代からお店を引き継いだ際にあることに気づいたという。「珈琲工房という店名やのに、コーヒーが3種類しかないやん……」。その名に相応しい喫茶店にするために、コーヒー豆の種類を増やし、今ではブラジルやグアテマラといった世界のコーヒー豆も9種類ほど取り揃えている。また、こだわりとして、ブレンドコーヒーの豆を3種類用意してるんや。アメリカン、マイルド、ストロングの順に深みが増していく。自分の好みの豆を見つけてみてはどうや。アイスコーヒーを水出しするためのウォータードリップや、コーヒーサイフォンなども、先代の頃から使っているものを今なお愛用しているという。店先には、昔に使用していたコーヒーミルが展示されていたり、他にも時代を感じる柱時計やタイプライターなどがアンティークなインテリアとして店内に飾られていたり。客席の机のキズや椅子の革の色褪せなどもええ味になっている。珈琲工房には懐かしさを感じるレトロ品が溢れているで。 ※これは2023年7月現在の情報です。
住所:東大阪市下小阪5丁目1-21
アクセス:近鉄奈良線八戸ノ里駅から徒歩約1分
https://twitter.com/tmsmkkawamura
東大阪市の繁華街といえば、「布施(ふせ)」やろう。近鉄大阪線と奈良線が乗り入れる布施駅周辺には、商店街があり、商業施設や個人店も多い。日本一大きなえびす像がある“布施のえべっさん”こと「布施戎神社」も有名で、昔から商業の町として親しまれてきた。そんな布施に、馬肉専門の居酒屋「時代おくれ」がある。路地の奥にまるで隠れ家のように店があるんもたまらんな。鉢巻きをした、イカツイおっちゃんの顔が描かれた大きな看板が目印やで。天井から下がる提灯、壁に貼られたポスター、BGMの歌謡曲、ビール箱に座布団を載せた椅子……店内は昭和の世界が広がっている。「親父は東大阪の町工場の職人。居酒屋やスナックに行くのが好きで、子どもの頃はよく連れていってもらった。そんな親父が一人でも入りやすい店をつくりたかったんです」と話すのは、平成生まれの大将シゲさん。様々な資料を調べてこの世界観を表現したのだそう。「雰囲気が心地ええ」と常連さんにも評判なんよ。イチオシは何と言っても馬肉料理!飲み歩きができる布施でリーズナブルに料理を提供したいという想いから、馬肉を扱うようになったとか。人気メニューの「紅白刺し」は、赤身と脂身が一緒に食べられて一皿税込440円で注文できてまうんや!安さのワケは、味も質も国産と変わらないモンゴル産の馬肉やからなんやって。甘くてトロっとした食感がクセになりそうや~。タテガミやハツ、フタエゴなどの様々な部位もお手頃に味わうことができるから、色々食べてみたい人におすすめ。大将のアイデアが光る、あてや一品料理もあわせてご賞味あれ。 ※これは2023年7月現在の情報です。
住所:東大阪市足代新町5-5
アクセス:近鉄大阪線・奈良線布施駅から徒歩約4分
https://9483608504.amebaownd.com/
「街まるごとホテル」というのをご存じやろか?「分散型ホテル」とも呼ばれるんやけど、一般的なホテルと違って、客室が街の中に分散されているのが特徴や。そんなニュースタイルのホテルが布施にもあるんやで。その名を「SEKAI HOTEL布施」という。フロントでチェックインしたら歩いて商店街の中にある客室へ。窓から見える景色は、布施のいつもの日常。新世界ほどディープすぎず、ちょうどええ塩梅の大阪らしさを感じられるで。フロントや客室にはそれぞれ「婦人服キヨシマ」や「川田菓子店」などの看板が掲げられている。それは、廃業になった店舗をリノベーションしているから。ぱっと見ではホテルだとわからんぐらい街中に溶け込んでいるのもええな。内装は、シックで少し無骨な感じがおしゃれな雰囲気。テーマはずばり「町工場」。トタンの壁や鉄パイプの手すりなどの素材が、スタイリッシュやけど工場らしい雰囲気を生み出している。商店街とのギャップも感じられて、これは気分が高まるな!客室には、あえてテレビを置いてないという。それは、せっかくやから街に出てほしいという想いが込められているんや。どこに行けばいいか迷ったらスタッフの人に聞いてみぃ。みんな布施が好きやからいろんな店を教えてくれるで。それに、商店街の人はいい意味でお節介やから、宿泊者用のパスをつけて歩けば「どこから来たん?」と話しかけてくれるし、店でおごってもらえることもあるかも?!なんせ布施には、人情がたっぷり溢れているんやで! ※これは2023年7月現在の情報です。
住所:東大阪市足代1-19-1
アクセス:近鉄大阪線・奈良線布施駅より徒歩約5分
https://www.sekaihotel.jp/area/fuse/
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大阪には、長い歴史を持つ老舗の商いが数多く存在します。これらの老舗は、長年地元の人々に愛され、大阪の文化を支え、今も誰かの日常を支えている商いがあります。変わること、変えないこと、その両方を見極めながら、「ほんまもん」の価値を静かに守り続ける老舗たち。この特集では、大阪各地に根づく、ジャンルを問わない老舗を訪ねます。

大阪市内は「ミナミ」と呼ばれる難波・心斎橋周辺と、「キタ」と呼ばれる梅田周辺が、最も賑わう2大繁華街。夕刻が近づくとあちこちで明るいネオンがまたたき、「大阪の夜はこれからやで~」と呼び掛けてくれる。どこも激戦区なのでそれぞれに個性的な趣向を凝らしたスポットが目白押しなので、気に入ったお店へ足を運んでみてくださいね。

大阪と京都の県境に位置する北摂・三島は、日本史のターニングポイントと深くかかわる足跡を数多く残しています。平安後期から鎌倉を経て南北朝時代まで、それは貴族から武士へ、朝廷から幕府へと権力が大きくシフトする時代を象徴する場所でもありました。その時代に重要な役割を果たした後鳥羽上皇や楠木正成にまつわる史跡はドラマティックで特に興味深いものです。歴史のタイムトンネルをくぐって、隠れた名所を訪れてみませんか?

普段は何気なく通り過ぎてしまいがちな、道端のマンホール。フタにその町を象徴するシンボルや名所、キャラクター、アートなどを描いたり、いくつものデザインや色違いを制作している自治体も。そんなデザインマンホールのフタの写真やデザインの由来などが載ったコレクションカード「マンホールカード」は、府内だけで50種類以上配布中。小さな円にぎゅっと詰まった物語を見て、感じて、味わって!

大阪市に隣接する門真と守口。大阪の産業を支える東大阪工業地帯の中心地区ともいわれ、パナソニックグループをはじめ、さまざまな企業の本社や工場が集まる、ものづくりの街です。さらに、近年注目される「クールジャパン」のコンテンツのひとつであるフィギュアメーカー・海洋堂も本社を構えています。まさに色々な分野のものづくり文化が発信される下町へ、少し足を伸ばしてみませんか。

まるでそこだけ時が止まっているかのように、往時の姿を留めるレトロ建築。近代的な建物が建ち並ぶ大阪にも、そんなレトロ建築がそこかしこに残っています。店舗やオフィスなどとして今なお使われ続けている建物の中には、文化財に指定されたものも。施された美と技、漂う風格、そして刻まれた歴史を愛でに、出かけてみませんか。

銀杏や藤、瓢箪に桜など、花と緑に親しめる場所の多い大阪。その中でも、植物そのものに歴史やストーリーがあったり、古くから人々に大切に育てられている草花も少なくありません。季節を感じ自然に親しむ、歴史を散歩に出かけませんか?

うどんといえば香川のイメージが強いですが、大阪人もうどんが大好き!甘いお揚げがのった「きつねうどん」や、“油かす”といわれる牛ホルモンをトッピングした「かすうどん」など、名物うどんがたくさんあります。讃岐うどんとは一味違う、大阪のおうどん。ぜひ味わってみてください。

交野近辺は万葉集の時代から「交野ケ原」と呼ばれて数々の歌に詠まれ、愛されてきました。その後も風光明媚な自然や神聖な山岳の修行場を求めて、人々が行き交い、多くの不思議な伝説が生まれ、今も語り継がれています。今回は、交野のシンボルともいえる「交野山(こうのさん)」を中心に、その魅力に迫ります。一気に山頂を目指すもよし、山中の自然を満喫するもよし、まずはぜひ足を運んでみてください。

飛鳥時代に聖徳太子が建立した寺社や、江戸時代に大人気だったレジャースポット・新清水、今なお昭和の風情を色濃く残す阪和商店街など、いろいろな時代を体感できる・天王寺。四天王寺の縁日には骨董市も開かれ、より一層賑わいます。不思議な魅力あふれる路地裏まで足を伸ばして、1日タイムスリップしてみませんか?

大阪と京都のちょうど真ん中あたりに位置する高槻市。造り酒屋や社寺、宿場町として栄えた面影を残したエリアです。そんな北摂随一の昔町を、ゆっくりのんびりと歩きながら、歴史に思いを馳せてみませんか。

阪堺電車は、浪花のシンボル、通天閣とあべのハルカスの足元にある2つの始発駅から出発する路面電車。まっすぐ南下して、住吉大社の手前で一筋になり、ゆっくりと大和川を渡れば、歴史・文化の宝庫、堺です。気の向くままに途中下車して、江戸の風情、明治モダン、大正ロマンを満喫してください。

直径36mmの消印の中に名所や名物がギュッと描かれた「風景印」。旅先から友人へ、旅の思い出をしたためて自宅へ、こんなスタンプが押されたはがきが届くと、きっと楽しい気分になるはず。住吉なら太鼓橋に阪堺電車、東大阪なら花園ラグビー場などなど、郷土愛たっぷりの素敵な風景印の世界を覗いてみませんか?

和泉という地名は、伝説の女王 神功皇后が立ち寄った際、いきなり泉が湧き出したことに由来するそう。古代から稲作と祭礼が営まれ、数々の伝説を生み、中世以降は熊野詣、伊勢詣の参詣道としても栄え、綿織物、ガラス玉など製造も盛んになります。そして現在も豊かに湧き続ける文化の泉に触れてみませんか?





