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豊かな自然と伝説がクロスする
交野レジェンド紀行
KATANO

交野近辺は万葉集の時代から「交野ケ原」と呼ばれて数々の歌に詠まれ、愛されてきました。その後も風光明媚な自然や神聖な山岳の修行場を求めて、人々が行き交い、多くの不思議な伝説が生まれ、今も語り継がれています。今回は、交野のシンボルともいえる「交野山(こうのさん)」を中心に、その魅力に迫ります。一気に山頂を目指すもよし、山中の自然を満喫するもよし、まずはぜひ足を運んでみてください。
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交野(かたの)の町から山の方に目を向けると、頂上に大きな岩の突き出た交野山(こうのさん)が見える。この山だけは交野と書いて「こうの」と読むんや。鎌倉時代の記録によると、元々は甲(かぶと)に尾っぽの尾と書いて、「こうのお」と呼ばれていたらしい。そこに交野(かたの)の漢字を当てて「こうのさん」としたそうやねん。交野山は、その美しい姿から、「河内富士」とも言われてるんやて。古来、神の宿る山として信仰の対象やった交野山は、名前は変われど、人々の暮らしををずっと見守り続けてくれてるんやね。※これは2023年3月現在の情報です。
住所:交野市大字倉治
アクセス:JR学研都市線津田駅から徒歩約50分
交野山の山頂に向かう2つの鳥居をくぐって、小さな梯子を上がると、突然視界がパーッと開けて、頂上にある観音岩という巨大な岩が出迎えてくれる。ここはかつて修験道の霊場で、山伏が修行する場所として有名やった。巨石の側面には修行者が刻んだといわれる、聖観音を意味する古代インド文字が今でも残っているんや。これがこの観音岩の由来らしいね。なんか触れるだけでパワーをもらえる気がするわ。岩の上からの見晴らしは絶景と呼ぶにふさわしく、大阪・京都・兵庫の街が一望に見渡せんねん。身も心も開放感に浸れること間違いなしやで。※これは2023年3月現在の情報です。
住所:交野市大字倉治
アクセス:JR学研都市線津田駅から徒歩約60分
交野山周辺の山道は、「交野いきものふれあいの里」と名付けられ、鳥のさえずりが聴ける「さえずりの道」や湧水のせせらぎが聞こえる「せせらぎの道」など、いくつものコースを楽しめるハイキングルートになってるんや。訪れる人が豊かな自然に気軽に触れられるように遊歩道が整備されていて、四季折々の木々の花や野草が目を喜ばせてくれるねん。何度訪れても違う表情を見せてくれるのが交野の自然の魅力やね。※これは2023年3月現在の情報です。
住所:交野市大字倉治
アクセス:JR学研都市線津田駅から徒歩約50分
「交野いきものふれあいの里」には、野鳥の観察路がいっぱいあって、伸ばせば手が届きそうなところで野鳥のさえずりを聴くことができるんや。実際、こんなに間近で鳴くウグイスの姿を見たのは初めてやった。また、外来種が野生化して定着したソウシチョウの鳴き声も美しいで。※これは2023年3月現在の情報です。
住所:交野市大字倉治
アクセス:JR学研都市線津田駅から徒歩約50分
交野の中心を流れる天野川をさかのぼると前川、さらに北川と山間部に向かって細く枝分かれしていく。それをさらに山の方に上っていくと「交野いきものふれあいの里」がある森林を流れる湧き水に続いてるんや。ここまでくると水は驚くほど澄んでいて、水音も清々しく、聴いているだけで癒されるで。※これは2023年3月現在の情報です。
住所:交野市東倉治
アクセス:JR学研都市線津田駅から徒歩約50分
修験道の修行の地やっただけあって、交野には滝が多い。中でも美しさでは「源氏の滝」が群を抜いてる。名前の由来は諸説あるんやけど、昔、この辺りに開元寺というお寺があって、それが略されて源氏の滝と呼ばれるようになったという説が有力らしい。江戸時代の観光ガイドブック「河内名所図会」にも、開元寺瀧(かいげんじのたき)という記述があるねん。源氏と書くようになったのは、かつて平家の赤旗に対して源氏が白旗を用いていたため、白滝の流れる美しさを源氏の旗になぞらえたともいわれてるんや。※これは2023年3月現在の情報です。
住所:交野市東倉治2-15-1
アクセス:JR学研都市線津田駅から徒歩約30分
滝の音に耳を傾けながら、落下する水の流れを眺めていると、滝に打たれずとも、身も心も清められていくような気分になってくるで。※これは2023年3月現在の情報です。
住所:交野市東倉治2-15-1
アクセス:JR学研都市線津田駅から徒歩約30分
源氏の滝に向かう山道を歩いていると、左手に大きな石が見えるはずや。この石にも言い伝えがあるんやで。昔、この辺に暮らしていた源氏姫と梅千代が、ある日、山賊の手下にさらわれて、梅千代は恐怖のあまり死んでしまう。山賊の女頭は、手下から報告を聞くと顔色を変えて二人を連れてくるように命じた。源氏姫は、女頭が梅千代を見て悲しむ様子を不審に思いながらも「弟の仇」と短刀でその胸を刺す。女頭は息絶える間際に、実は二人が生き別れた自分の子どもであると打ち明ける。絶望した源氏姫は近くの滝に身を投げ、それから夜になると石が泣く声が聞こえるという。悲しい伝説やけど、三人が天国で手を取り合うことを祈るばかりやね。※これは2023年3月現在の情報です。
住所:交野市東倉治1-27
アクセス:JR学研都市線津田駅から徒歩約28分
現在の交野山山頂の付近には、鎌倉時代から室町時代にかけて岩倉開元寺というお寺があったといわれていて、その辺りからは寺院の屋根瓦や銅でできた仏さんが発掘されたそうや。お寺自体は戦国時代に織田信長の命令で焼き討ちにあって、全く残ってないんやけど、麓からお寺までの山道には今も石仏がようさん残ってて、旅の道中の安全を見守ってくれているんやで。※これは2023年3月現在の情報です。
住所:交野市東倉治
アクセス:JR学研都市線津田駅から徒歩約40分
交野山の山頂近くにも祀られている三宝荒神とは、仏と仏の教えである法、それを広める僧を三つの宝として守護する神様やそうや。仏さんを守る神さんってなんか不思議な感じがするけど、八百万に神が宿る日本独特の信仰やね。元々は山に登った後に立ち寄って、感謝を込めてお祈りする場所やったらしいんやけど、体が不自由やったりして山に登れない人でもここで拝むことで、山頂でお参りした代わりになるんやて。ありがたい話やね。頂上を目指す人も、山道を散策する人も、一度は立ち寄ってみてや。※これは2023年3月現在の情報です。
住所:交野市東倉治1-27-1
アクセス:JR学研都市線津田駅から徒歩約25分
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